防災訓練に参加してみよう
自治会の防災訓練に参加してみました
自宅が加入している自治会は定期的にAEDなどの救命講習を始めとした講習会を開催しており、今回は排水栓とスタンドパイプを使った訓練が催されました。スタンドパイプは初めて見るので息子と一緒に参加してきました。
千葉市は今後30年以内に震度6以上の地震が来る確率が85%と全国でもトップクラスになっています。この辺りは津波の心配はありませんが、火事が怖いのでこういった訓練はなるべく参加するようにしています。
消防署の方を迎えて
消防車を使った放水訓練もあり、下の子が大喜びしそうですがちょうどお昼寝タイムなので見ることは叶いませんでした。
緑消防署の方が来てくださり、本格的な訓練が行われます。緑区の人口は12万人で担当の消防職員1人あたり数百人以上の割合になるらしく、大災害時は公助はあまり期待できないため自助や共助を考えて欲しいとのことでした。
自助は自分と家族の3日分の食料の用意などで、共助は近所や自治会単位での助け合いになります。今回の訓練は主に共助の訓練という事になるでしょうか。
スタンドパイプ
排水栓に繋いで放水する初期消火のためのアッセンブリです。普段は防災倉庫に入っているので、自治会の役員が回ってこない限りは見ることすらないアイテムです。何年か前に役員をやったので、当分回ってこないでしょう。
防災倉庫は少し離れた所にあり、鍵も役員の数人しか持っていないので、いざという時に実際に持ってこれるかは謎ですが、使い方を覚えておくのは決してムダではないと思います。
千葉市のサイトでは、「千葉市では、千葉県水道局と協定を結び、また千葉市水道局から許可を得たことにより、大規模災害時に市内の「排水栓」を消火用水源として活用することができるようになりました。」という情報があります。
[blogcard url="https://www.city.chiba.jp/somu/bosai/haisuisen.html"]
排水栓
道に控えめに排水栓のフタがありました。10年以上住んでいますが気にもしていませんでしたよ。
消火栓
これは職場の近くにあるものですが、ハシゴ車の絵が描いてあるのでスタンドパイプは取り付けられず、消防専用かと思われます。
排水栓にスタンドパイプをセット
動画でまとめてみました。
隊員の方の震災現場で活動された話では、震災時は辺り一面がグチャグチャで、排水栓や消火栓を探すのすら難しいそうです。
また、火災だけの場合でも消防服を着ていない一般人では実際のところ消火活動は難しいとのことです。
通常の火災ではスタンドパイプを準備している間に消防が来るので、くれぐれも消火より身の安全の確保を優先して欲しいとのことでした。
ちなみに消火は燃えている家は諦めて、延焼しないように隣家に放水するのが良いそうです。
消防車のポンプを使って放水訓練
動画でまとめてみました。
住宅地の中なので、排水栓につなぐと適当な所に放水できないので消防車のポンプに繋いで公園脇の川に放水しました。
スタンドパイプのホース径は消防のものに比べると細いので控えめなパワーで動かしているようですが、それでも結構な水量が出ていると思いました。
息子も参加
子どもは実際には放水しませんが、途中までやり方を教わっています。
そういえばこの隊員さんは初めてお目にかかった気がしなかったのですが、イオンタウンおゆみ野の消防フェアで息子に消防服を着せてくれた方だと今頃思い出しました。
水消火器の使い方を教わりました
動画でまとめてみました。
泡消火器で訓練すると道路が汚れて怒られるそうです。ということで水消火器ですが、スプレー用の加圧ボンベがないので保存時の安全性が高いとのことです。
使い方は意外と簡単で、ホウキで履くように水を撒きながら火点に向かうのがコツだそうです。
動画ではカットしていますが、消火器を使う前に大声で「火事だー!」と周囲に伝えてから消火を開始します。また、天井に火が回ったときは消火器ではアウトなのでマッハで逃げましょうだそうです。
2時間弱の訓練が終わりました
お菓子と飲み物、防災ラジオをもらって解散です。
後は各家庭に配布した「無事ですタオル」の掲示を自治会役員が確認して終わりとなりました。うちの周りでタオルを出しているお宅がなかったのですが、大丈夫なのでしょうか……