実家を地デジ化してみよう – 2 – BUFFALO 地上デジタルテレビチューナー DTV-H300
アンテナも設置しましたので
今度はチューナーを取り付けたいと思います。チューナーもいろいろ種類がありますが、今回は BUFFALO 社のチューナーを取り付けました。
こちらもアマゾンで
アンテナと同時に購入しています。アマゾンはお安いし、配送も早いのでとても助かります。
停波までもう少し余裕があるので、新モデル登場やさらなる値段の下落などもあるかもしれません。ただ、すでにかなりお安くなっていますし、駆け込み需要で手に入れにくくなる可能性もゼロではないので、このチューナーが使いやすければ早々に数台追加購入することにしています。
中身
本体の他には AC アダプタと、リモコン(電池付き)、コンポジットケーブル、B-CAS カード、取説一式、本体固定用のマジックテープが入っています。
コンポジットケーブルで接続するなら追加で必要なものはありません。
チューナー背面
F 型アンテナ入力端子、複合出力端子、D 端子、電源ジャックとなっていて、いたってシンプルな構成です。D 端子は D1 〜 D4 まで対応ですが、他の端子との同時出力はできません。
上位機種には BS・CS チューナーが内蔵されていたり、HDMI で出力可能なモデルもあり、現在は実売で 3,000 円程度の差です。今回は S 端子の接続が可能で、地デジの視聴ができれば良いのでこちらのモデルになりました。
付属のケーブル
複合出力端子に差し込んだ変換ケーブルを使って、S 端子かコンポジットで接続します。このような接続ならピンのサイズ分本体をコンパクトにできますね。S 端子とコンポジットビデオ端子は同時に出力できますが、音声は 1 系統です。また、副音声などへの音声切り替え機能も付いています。
繰り返しますが S 端子・D 端子ケーブルは付属していません。
B-CAS カード
付属の B-CAS カードです。地デジ専用ですが、別に他の機器に流用することもないと思いますので特に問題は無いと思います。
本体正面
ほとんどリモコンで操作するタイプです。電源とチャンネル切り替えのボタンの他にお知らせのインジケータが組み込まれています。また、ソフトウェアの更新は地デジの放送波を使って自動で行われる点も良いと思います。
サイズは幅 125mm × 高さ 28mm × 奥行き 143mm で、重さは約 265g となります。消費電力は約 5W です。
貼り付け用にマジックテープが付属しています。ちょっと奥まったところに置いてもリモコンの感度は良好でした。
B-CAS カードの取り付け
付属の B-CAS カードを本体側面に差し込みます。裏表を間違えないようにしましょう。
付属のリモコン
国内販売されている 16 社のテレビの基本操作もできるので、チューナーとテレビのリモコンを使い分けずに地デジが視聴できます。
常にテレビを外部入力にあわせておけるなら、チューナーの存在を意識することもなく、なかなか便利です。ボタンもそれなりに見やすくシンプルなので、両親もすぐに使えると思います。
BUFFALO 社の製品は何でもリモコンの反応が遅い気がしますが、こちらは許容範囲です。
チャンネルスキャン
最初の起動で設定画面が現れますので、指示に従ってセットアップをしていきます。
先ほど設置したアンテナにつないで放送チャンネルのスキャンをしてみます。受信チャンネルは VHF 1ch 〜 12ch、UHF 13ch 〜 62ch、CATV C13ch 〜 C63ch です。操作自体は地域を設定してあとはお任せなので簡単です。
他にはテレビの画面サイズに合わせて 4:3 か 16:9 の設定をしておけば、視聴に必要なセットアップはほぼ終了です。
余裕の感度
他の広域民放と放送大学も同じくらいのアンテナレベルでした。これなら視聴には何ら問題ありませんね。
千葉テレビは中継局が違うのでレベルが低くなりそうな気がしましたが、同じくらいのレベルでした。
こちらは視聴不可
予想通りこちらは視聴不可でした。Dpa のサイトで放送エリアを見てみると千葉港くらいが限界のようです。
まぁ特に見ることはないので問題は無いのですが、なんとなく残念です。
BUFFALO 社の場合は 60 以上の数値が必要のようです。
チャンネル設定終了
スキャン完了です。1 〜 12 までのボタンに各チャンネルが自動で割り当てられますが、カスタマイズ可能です。ちなみにさきほどの TOKYO MX も映らないのに割り当てられていましたので、無かったことにしてボタンからは削除しておきました。
さっそく視聴を
画質に関しては個人的には十分だと思いました。おそらく多くの人が、「これならテレビ買い換えなくていいね」と感じてもらえる画質だと思います。また、S 端子とコンポジットビデオの違いはあまり分かりません。
4:3 のテレビの場合は上下左右の黒オビをカットする「ズーム機能」が使え、16:9 のワイドテレビだとスクイーズ形式の映像出力に対応します。
裏番組表示の簡易的な番組表の機能があります。ただ、1 度チャンネルを合わせないとそのチャンネルの番組表が空欄のままなのはウチだけでしょうか……
字幕放送
この DTV-H300 はデータ放送には未対応ですが、字幕放送と緊急放送(視聴時に自動で警報に切り替え)は対応しています。
字幕放送というものは初めて見てみましたが、表示位置が固定ではなくテロップなどに合わせて変わるのがすごいと思いました。また、テレビの音が大きくできない時に表示させると便利かと思います。
ということで無事に 1 台のアナログテレビの地デジ化が終了しました。なかなか良いチューナーだと思うので、妻の実家用も含めてあと 3 〜 4 台購入するかと思います。