UASP対応のケースで起動ディスクのアクセス速度をアップしよう – Inateck FEU3NS-1E

2019年4月1日

パッケージ

UAPS対応のケースを購入 

自宅で使っているMac miniは内蔵HDDのみのモデルなので動作が非常にモッサリしています。そこでUSB3.0接続の外付SSDを起動ディスクとして運用していますが、ケースがUASP非対応なので対応品に交換することにしました。

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UASPはSCSI(懐かしい)のプロトコルをUSBで使えるようにしたもので、対応機器であればUSBよりも高速にアクセスが行えます。

パッケージ内容

パッケージ内容

USBケーブルが付属しており、ドライブを用意すればすぐに使えます。取説は英語でしたが読まなくても大丈夫です。

本体

黒を基調とした本体

シンプルなデザインがとても素敵な樹脂製ケースです

裏面

底面

品番が貼ってありますが旧モデルの品番の末尾にEがついただけですので、形状などは同じなんでしょうね。

旧モデルとの比較

旧モデルとの外観の比較

ロゴの色とアクセスランプ上のURL以外はいっしょです。

インターフェイス・スイッチ

大きなコネクターは使いやすいです

ポータブルのドライブ側はmicroBが多く、Inateck社も採用しているコンパクトなケースがありますが、個人的にはサイズが大きくなってもType-Aのしっかり感が好きです。また、電源スイッチがありケーブルの接続とは独立して電源管理が出来るので使いやすいです。

ケース内部

ケース内部

ケースはスライド式のネジ無しタイプで、ドライブの固定ネジも無いので工具不要でセットアップできます。

スポンジシール

スポンジシートが2枚付属

1枚はすでに貼り付け済みで、ドライブの厚さに合わせて2枚目を使うか決めます。

旧モデル

旧モデル

コントローラーは中国のNorelsys社で、製造元もNorelsys表記です。

新モデル

新モデル

コントローラーが台湾のASMedia Technology社に変わり、製造元がInateck表記になりました。

アクセスランプ

アクセスランプはブルーです

ドメインの表示は.deから.comになりました。

IOUSBAttachedSCSI

IOUSBAttachedSCSI

Macの場合UASP対応ドライブを接続することにより、機能拡張のIOUSBAttachedSCSIが読み込まれます。

IOUSBAttachedSCSI

El Capitan以降

UASP対応でも読み込まれません。El Capitanからこういう仕様になっているそうです。

読み込まれなくても高速なアクセスは行われており、CENTURY社のサポートブログを見る限り問題なさそうなのでこのまま運用していこうと思います。

ベンチマーク

USAP対応でアクセス速度が大きく向上

今回はADATA社のSP550(240GB)でベンチマークを取りました。

この様に大きな差が出ました。

このSSDは500MB/sオーバーのスペックを持っているのでUSB3.0だと少し持て余してしまいますが、それでもUASPの恩恵は大きいです。実際の起動ドライブはSanDisk社のものを使っていますが、このUASP対応のケースに入れることで今までより更に動きが軽くなった気がします。