Inateck 2.5 インチ ポータブルドライブケース FEU3NS-1 Portable HDD Enclosure
2.5 インチドライブ用のケースです。
Vostro470 に取り付けようと思っていた SSD が余ってしまったので、何かケースを考えていたのですが、ちょうどこちらのケースを inateck 社様より頂いたので早速試してみることにしました。
inateck 社はドイツの企業で、日本国内ではアマゾンで購入することが出来ます。
パッケージ内容
ケースの他にケーブルとスペーサーとして使うスポンジ、取説が入っています。ケースはつや消しの黒一色のカラーとなっています。
inateck 社の製品は黒系のものが多く、アクセントカラーとしてブルーやレッドが入るものもあります。また、PCI カードなどは赤系ですね。
取説
英語のみの取説でしたが、特に困ることはないと思います。
ケース内部
こちらのケースは工具不要でドライブの脱着が出来る便利なもので、カバーを開けるとこの様にインターフェイスがあるだけのシンプルな構成になっています。
ケースの重さ
ドライブやケーブルを除いたケースのみの重さを測ってみました。ケースは樹脂製なので約 67g と軽量です。
ドライブを装着
製品名では HDD ケースとなっていますが、もちろん SSD も格納できます。
インターフェイスにスライドさせてセットするだけの簡単な作業です。9.5mm 厚のドライブであれば、あとはカバーを取り付けて完了となります。
サイズ
ほとんどドライブ + インターフェイス部という形状なのでサイズはとてもコンパクトです。公式サイトによると 148mm × 90mm × 22mm というスペックになっています。
7mm 厚ドライブ用
ケースの裏には固定用のクッションとしてスポンジが一枚貼り付けられています。
このケースは 9.5mm 厚のドライブに合うように出来ているので、7mm 厚のドライブを格納する場合は付属のスポンジを追加のスペーサーとして貼り付けます。
インターフェイス
USB3.0 のインターフェイスが備わっていますので高速なドライブのパフォーマンスを引き出すことが出来ます。また、電源スイッチが脇に付いています。
ポータブルドライブのケースで電源スイッチがついているのは珍しいですね。
USB は Type A コネクタ
USB3.0 のポータブルドライブだと micro B コネクタが多いと思いますが、こちらは Type A コネクタになっています。
私は自宅と職場間のデータはポータブル SSD を使っているのですが、かなり使い込んできたためかドライブの micro B 端子が最近グラグラしてきたので、ガッチリ挿せる Type A がついているこちらのケースはいいですね。
付属のケーブルは Type A – Type A で 50cm のものになります。
接続
Windows 2000/XP/Vista/7/8 に対応しています
ドライバーのインストールなどは不要で、USB 接続するだけで後は自動でセットアップされます。
パッケージにツールがダウンロードできるような事が書いてありましたが、ダウンロード先のサーバーが落ちているので試していません。
Windows7 マシンに接続
Windows7 での自動セットアップ画面です。つなぐだけで簡単にドライブとして使用する事が出来ます。
ベンチマーク
同じく Windows7 64bit 環境での結果です。USB2.0 と USB3.0 の他に参考までに内部の SATA3 接続の結果を載せています。
さすがに SATA3 には及びませんが、USB2.0 と比べると圧倒的なアクセス速度があり、高速なドライブの恩恵を十分活かせます。
MacPro ( Mid 2012 ) に接続
こちらのケースは Mac 環境にも対応しています。仕様によると OSX だけではなく 9.1 でも使えるようです。
MacPro は USB3.0 を持っていませんので、拡張カードの FASTA-6GU3 経由での接続です。このカード経由ですと速度表示がいつも USB2.0 のままですが、実際の動作は USB3.0 になっています。
ベンチ
こちらも同様にベンチマークを取ってみました。( MacPro の SATA は SATA2 )
Mac でも USB3.0 の高速な転送速度が使え、データの持ち運びなどに大変便利です。
動画でご紹介
ドライブのセットアップなどを含めた動作を動画にまとめてみました。
inateck 社の周辺機器は初めて使いましたが、造りもしっかりしていてとても良い製品だと思います。
日本に入ってくる製品がまだ少ないのですが、Docking Station とか早く入ってくるといいですね。