Vostro 3582 に増設したM.2 SSDに純銅ヒートシンクを取り付けてみよう
高温になりやすいM.2 SSDにヒートシンクを
先日 Vostro3582 に高速なM.2 SSDを取り付けました。
M.2 SSDは発熱量がすごいと聞いており、特にスペースのないノートPCにはヒートシンクが必須的な感じだったので、SSDと一緒に購入しておきました。
とりあえずヒートシンク無しで試してみたところ、サーマルスロットリングが発生する温度域に達することもなく別に取り付けなくても大丈夫な気がしましたが、せっかく購入したので取り付けることにしました。
今回取り付けたヒートシンク
アマゾンのマーケットプレイスで購入しましたが、闇商店というインパクトのあるブランドです。
同ブランドでは様々な種類のヒートシンクを取り扱っているようで、厚さの他にアルミ素材のものがあったり、順銅素材にグラフェンという炭素?のコーティングを施したものもあります。価格差は100円アップとなります。
今回購入したのは純銅タイプのグラフェン無しを選びました。理由は金属剥き出しの方がかっこいいからです。
2mm・3mm・4mmのバリエーション
同ブランドの純銅タイプのヒートシンクには3種類の厚さのバリエーションがあります。ノートPCということで今回は2mmを選びました。パッケージがビニール袋なのでメール便で届いたら変形しそうですが、「この箱のサイズは間違えて100個買ってしまったか!」でお馴染みのアマゾンからの宅配便からなので問題ありませんでした。
純銅タイプのヒートシンクの表面
同社の純銅タイプのヒートシンクは表面がブロック状になっておりアルミ素材のものより表面積が広くて放熱性が高いという気がしました。(個人の感想です)
磨くともっときれいになりそうですが、面倒なのでやりません。グラフェン処理されたものはグレーっぽい色になっているようです。
付属の熱伝導両面テープ
この製品は熱伝導両面テープが既に貼り付け済となっています。このテープの良し悪しでも放熱性が変わったりするようですが、今回は特に気にしません。商品情報を見るとグラフェンのものは両面テープは最初からは貼られておらず、固定用ゴムバンドも付属しています。
2mm厚のヒートシンクの場合、熱伝導両面テープを含めた厚さはおよそ2.22mmでした。
M.2 SSDに貼り付け
純銅タイプのヒートシンクはゴムバンドなどは別売りになっているようですが、熱伝導シートだけで大丈夫な感じの強度があり、逆に剥がすとチップにダメージがあるのでは?というレベルです。サイズはちょうどチップを覆える感じですね。
Vostro3582に取り付け
M.2 SSD搭載モデルのVostro 3582はサーマルプレートが付いているのでこの辺りのスペースには余裕がある設計です。2mmではなく3mmでも大丈夫のように見えました。
ベンチマーク中のSSD温度
比較用のスクリーンショットを撮っていれば良かったのですが……
Crystal Disk Mark動作中の温度の様子ですが、ヒートシンク取り付け前は室温20℃で53℃まで上昇しましたが、今回は45℃を超えることはありませんでした。700円でここまで効果が出るなんてびっくりです。
お手軽なサーマルスロットリング対策に
メーラーで数万のメールを最適化させたりしてみましたが、温度上昇も抑えられ快適に運用ができます。気温が高くなる夏場の屋外使用でも大丈夫ではないでしょうか。
私は外で仕事をしたり、自宅から徒歩圏のスタバでドヤる強靱な神経は持ち合わせていないので、夏の屋外で使う事はないでしょう。ご近所さんに「無職なのかしら……」と思われたり、息子の友だちに見つかって「お前の親父、スタバでドヤってたぜ。」なんて言われてバカにされたら妻や息子からお叱りを受けて大変なことになってしまいます。