act2 アクトツー EMC Retrospect レトロスペクト Desktop Backup
仕事柄大容量・大量の印刷用データを扱っているため、バックアップは欠かせません。 零細企業たる弊社は社内のバックアップポリシーが決まっていないので、CG・Web 部門のマイノリティ 2 人で独自にバックアップしています。
Retrospect は Dantz 社のソフトだったのですが、EMC 社の買収によりブランド変更です。 Extensis Portfolio と併用してファイル管理はなかなか上手くいっています。
社内では基本的にはファイルをそのまま CD-R にバックアップしているので、何のファイルが何処にあるかを別に管理しないといけません。一応、CD 内のスクリーンショットを印刷していますが、何百枚もあると大変な捜し物の旅が始まります。
しかも書き込みフォーマットが統一されていない上に「*」とか「/」とかをファイル名に入れているので、文字化けしてこんな事になったりして大騒ぎです。ちなみにこれは 5 年前のファイルなのですが、1 つ 1 つ開いて該当のファイルを探して行く長い旅となります。
そんな事が無いようにバックアップソフトを使っています。以前会社に提案したのですが一蹴されたので、私の関係する範囲だけでバックアップすることにしています。
Retrospect はいくつかの種類がありまして「 Retrospect Desktop Backup 」は、小さなネットワークや SOHO 向けです。 「バックアップ」は Retrospect の機能をフルに使ったバックアップです。 「複製」はファイルを別のフォルダやボリュームに丸ごとコピーします。
スクリプトを使えば定期的に複雑なバックアップも可能となります。自動化ももちろん出来、深夜にバックアップを取ってシステム終了させることも可能です。
複数のメディアにまたがるバックアップでも検索はまとめて行えます。 また旧バージョンのファイルもバックアップされているので、何世代も前に遡って復元が可能です。 何度この機能に救われてきたことでしょうか…
バックアップは CD や DVD の他に FTP も可能です。小さいファイルなら FTP でもいいですね。ファイルを暗号化できますのでセキュリティ的にも安心です。
バックアップの一単位をバックアップセットといいまして、複数のバックアップメディアをこの様に一覧して管理できます。
バックアップは差分ですので無駄なくバックアップが出来、この画像の 4 つ目のメディアの様に仮にメディアを破損・紛失した場合は、新たにバックアップを次のメディアに作り直してくれるのでこれまた安心です。
私は DVD+R で追記しながらバックアップを取っています。 他にも DVD-RAM に複製を作ったりしています。
「バックアップ」の場合はファイルは全体を一塊として扱われますので、個々のファイルの文字化けなどはありません。マウントしても注意書きのテキストファイルしか見ることが出来ません。
ファイルを復元する際は Retrospect を使って復元します。 「複製」の場合はそのままファインダーで中を見ることが出来ますが、旧バージョンを持つ世代バックアップ的なことは出来ません。 念のため同じバックアップを 2 セット作っています。
1 つは貸金庫に入れたいんですけど、空きが無いので…