ディスクウォーリアでUSBフラッシュメモリを修復
USBフラッシュメモリを差し込んだら認識してくれなくなりました。
「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」と妙に軽いノリのメッセージが事の重大さを忘れさせてくれる一服の清涼剤の様です。
ディスクユーティリティでも修復は不可能となっていて、なかなかジョリーグッド(©スタパ斉藤氏)なトラブルです。
自宅と会社のデータのやり取りは、InternetDisk や iDisk も使っていますが、USB メモリを使う頻度が高いです。
BUFFALO 社の「ClipDrive mini」の 256MB を愛用しており、製品は 2GB までのバリエーションがあります。
可動部分がないので非常に丈夫でして、鞄に放り込んで保管すること早 1 年です。 今回のトラブルは、自宅でコピーしている最中に間違って引っこ抜いてしまったのが原因です。
そこでディスクウォーリアの登場です。 修復ソフトは他にノートンシリーズを過去に使ったことがあるのですが、色々問題ありましてノートン先生はアンチウイルス系以外は駄目な様に思えます。
OS9 時代にディスクウォーリアには 2 度ほど救って貰った経験があるので、OSX 対応のディスクウォーリアにバージョンアップしておきました。 先日 PowerMacG5 の起動不良時にも使ったのですが、あれは結局マシントラブルでしたので、OSX 用のボリューム修復はこれが初仕事となります。
上手くいってくれるでしょうか。
アプリケーションの CD をマウントすると、このようなフォルダウィンドウが出てきます。
CD からの起動も可能(起動用として OSX10.4 が収録)ですが、起動ディスクを修復するわけでもないので、ハードディスクにコピーした方を使ってみました。 なお、旧OS に対応するバージョン 2.1 も同梱されています。
ディスクウォーリアを起動しました。USB フラッシュメモリは「不明なディスク」として認識されていますので、物理的な障害では無さそうです。
ここで「再構築」を選ぶとディレクトリを再構築するのですが、この時点では直接メディアを修復しないので、データを失うことは無いとの事です。
再構築が終わりました。ここで「置き換え」を選ぶとメディアを書き換えます。 「プレビュー」を選ぶと再構築されたデータが1つのボリュームとしてマウントされます。
マウントされました。なかなか格好いいアイコンですね。 この時にデータのコピー等も行えますので、保険として読み込めるデータは全部 HDD にコピーしておいたほうがいいと思います。
置き換えを行います。この作業で実際にメディア上のデータを置き換えていきます。 フェイルセーフ機能があり、停電のような中断があってもデータが保護されるそうです。凄いですね。
無事修復完了です。念のためバックアップ後にフォーマットし直しました。 仕事には必携のツールなので、会社と自宅に 1 本ずつあります。