日立 キッチンマジック ECO-V30S
新しい生ごみ処理機
我が家に新しい生ごみ処理機がやってきました。この家では 3 台目で通算 5 台目となりますのでそろそろマニアの域に達します。
実はリコールで交換なのです
というわけなので無料で代替機種と交換になりました。
リコール対象の BGD-V18 は 2 年以上前にヨドバシで購入したのですが、ヨドバシ名義でリコールのお知らせが届きました。
この手紙がこないとリコールがあったことすら分からなかったところと思いますので、ヨドバシのこの対応はありがたいです。
V18 は回収されることに
宅配の方が納品の時に引き取って行くそうなので、中に残っている処理物を全部取り除いておかなくてはいけません。
良い肥料になりますが
今回は捨ててしまうことに……
V18 は高温バイオという変わった仕組みなので、処理物を肥料にしやすかったのですが、今回の V30S は単純な乾燥式なので今まで通りには行きません。
そのため V18 で肥料づくりをされている方々は、新しく届いた V30 をオークションに出して低温処理可能な他社の製品を購入する人という方もいらっしゃるようでした。
箱を開けると
本体と取説が入っています。組み立てなどは一切無い完成品です。2006 年のモデルなので技術的には目新しい点はなさそうですね。
本体は 13kg ありますので、箱から出すときはちょっと面倒です。
外観
ステンレスそのままで、いかにも日立的なデザインですね。カラーバリエーションはありません。写真のシルバーのみです。
サイズは幅 265mm × 奥行き 448mm × 高さ 504mm となります。
スイッチ類
スイッチは 3 つで、大きくて使いやすいと思います。V18 のような表示部分はありません。
ON・OFF・3 時間後タイマーとなっております。
150℃ の熱風乾燥で強力除菌
V30 は単純な乾燥式で、150℃にもなる熱風で生ごみを乾燥させます。乾燥式で気になる電気代ですが、消費電力は最大 850W となり、投入した生ごみが約 400g の時は 1 回約 17 円(処理時間は約 85 分)で、約 700g の時は 1 回約 22 円(処理時間は約 105 分)となります。
丸洗いステンレス内フタ
私の予想だと熱風吹き出し口から出た熱風は、このフタのメッシュから乾燥室に送られる仕組みだと思うのですが、取り外すことができる様になっています。
外してみました
パッキンがあるので脱着はワンタッチではないものの、慣れれば簡単だと思います。使い古しの歯ブラシなどで掃除しますが、水洗いすることも出来ますので清潔に使えますね。
写真の取り方を間違えましたが、内フタをはずすと本体側はフラットなので、ゴミが貯まったりしないのがいいですね。
処理容器
容器には、かくはん用の金属の羽根が付いていて処理中に回転します。
容器の口径は 21.8cm あり、ゴミ入れから移しやすいサイズです。大容量の乾燥式ということで、3 人家族の 1 日分(約 400g )の場合、ごみ出しは約 1 ヶ月に 1 回で済むというお手軽さです。4 人家族の場合(約 700g )ですと 2 週間分となり、最大で約 3.0kg の生ごみを 1 度に処理できる能力を持っています。
高温乾燥で除菌しているので、きちんと使っている限り虫の発生などもありません。
ウッドデッキに設置
置き場所は屋内外兼用ですので自由度は高いです。
処理中の排気は日立お得意のナノプラチナ脱臭機構で、脱臭率 99% 以上となりキッチンなどに置くと、調理中に出た生ごみはすぐに入れておけるので便利です。
しかし我が家がウッドデッキに置いています。なぜなら家の中が暑くなるからです。
動作中にウッドデッキに何度かいましたが、脱臭率はやっぱりカタログとはけっこう違う気がします。
運転音は 39db 〜 42db(かくはん時)で深夜に処理させていたのですが、妻にうるさい時があると言われたのでもう少し早い時間に変更しました。
投入
V18 の時は取り外せる容器がなかったので、液だれに注意しながらウッドデッキまで持っていったのですが、V30 は容器を持って行けるのでその点は楽です。
ゴミが増えると臭いが出るかもしれません。
処理後
こんな感じで処理されます。バイオ式と違って単純に乾燥しているだけですが、かくはんで意外と細かく粉砕されますね。V18 と比べると腐葉土が必要で若干手間がかかりますが、有機肥料も作れます。
あの大きなキャベツはどこに行ったのか……
今回は思いがけずに機種交換となりましたが、しばらく使ってみようと思います。