日立 キッチンマジック BGD-V18

キッチンマジック
生ゴミ処理機を買い換えてみました。
エコ志向というわけではなく、単にゴミが臭うのが嫌なのと、何かの実験みたいなプロセスが面白いという理由から購入しました。
MOTTAINAI とか逆に胡散臭いと思います。鯨も食べます。


MS-N46
今まで使っていた生ゴミ処理機は栄光と信頼のナショナル製 MS-N46 です。
5 年ほど使い、今も全く問題なく動くのですが、ちょっとした理由がありまして妻の実家で新たに活躍してもらうことになりました。
今まで 2 台の生ゴミ処理機を使ってきましたが、最初のものは松下電工製のバイオ式でした。
賃貸マンションのバルコニーに置いていたのですが、チップのメンテナンスが面倒ということと、虫の発生に気絶しそうになったので、乾燥式の MS-N46 に買い換えたわけです。
最初は少し心配だったのですが、室内で使用していても臭ったりしませんし、かなり快適にゴミを処理することが出来ました。さすがに夏は室温が思い切り上がりましたが……
今回はバイオ式と乾燥式の両方の要素を備えた高温バイオ方式のものを選びました。
約 80℃ の高温処理で、バイオ式にある臭いを防ぐそうです。
脱臭には 99% の臭いを脱臭するナノプラチナ脱臭という仕組みが備わっています。
我が家ルールでは日立製品の立ち入りは禁止なのですが、調子が悪くなったら修理を呼ばずに捨てる覚悟で購入しました。
この手の処理機は自治体での補助がありますので、安い値段の販売店を探さなくても半額くらいで購入できます。
3 台とも住所と時期が違うので、補助を受けることが出来ました。
千葉市の場合は、事前に電話で申請用紙を取り寄せて、同封されている指定店リストの中から購入店を選び、購入機種名と販売価格を記入して申請書を送ります。
その後一週間くらいで送られてくる書類を持って、店頭に行き購入するわけです。
いつ頃変わったのかは知らないのですが、今回は補助金を差し引いた額を店頭で支払いました。
以前は全額払ってから還付の申請をしていたのですが、今の方法の方が初期コストが少なくてすむので楽ですね。
今回は 3 万円ほどで購入することが出来ました。
ちなみに申請時と購入時で価格の違いが出ても、申請時の価格で購入になります。
私の場合は、申請時より値上がりしていたのでその分もお得になりました。
付属品
付属品は高温バイオ剤とフィルター、ゴミ捨て用のスコップ、補助の足です。
フィルターの換えが 2 つも付いていて良いですね。
シリアル
本体の裏のシールを見ると 2008 年製でした。
在庫品だったのに、思ったより新しいモデルでちょっと嬉しいです。
消費電力は 490W で MS-N46 の 850W よりずいぶん低いのですが、処理時間が長いせいか電気代はほとんど変わらない 1 日 30 円弱です。
構造
構造は結構単純で、撹拌棒が回転することにより生ゴミと高温のバイオ材が混ざり、処理が行われます。一日に約 1.3kg の処理が可能です。
メンテナンス
一ヶ月に一度処理物を取り出すほかに、半月に一度フィルターを掃除します。
これ以外のメンテナンスが基本的には不要です。
トレー
オプションのトレーを購入しました。床の汚れや変色を防ぐものです。
他に床の振動音防止アタッチメントがあるのですが、トレーだけにしておきました。
トレーの設置
トレーを設置するとこんな感じです。
本体の足は前に二つあります。
本体の周りに若干の空間が必要なのですが、このトレーが確保してくれそうです。
できれば標準装備してほしい部品です。
基材の投入
高温バイオ材は 1.5kg 付属しています。
コーヒーがらをベースに活性炭を配合した微生物の住処ということです。
別売り品でも販売しているのですが、処理物が固まってしまったとき以外は、基本的には無交換・無補給らしいです。
設置
設置場所は以前と同じ場所です。
本来はキッチンの中に置きたいのですが、空いている場所がないのでまたここに置きました。
操作パネル
処理時間はタイマーで設定することが出来ます。
今から何時間後に処理を開始するかを設定するのですが、24 時間タイマーなので一度決めたら時計が狂わない限り同じ時間に処理をします。
処理前であれば生ゴミの投入は随時可能で、投入後フタを閉めると数分間攪拌の動作をします。
処理は 4 時間半ほどかかるらしいのですが、寝ている間に処理させておけばよいですね。
臭いが気になるようなときは「強力脱臭」をオンにするのですが、しばらく使ってみて臭いが気になるようだったらオンにしようと思います。
投入
投入開始です。
骨や貝殻などは投入できないのですが、これはほとんどの生ゴミ処理機が共通ですので、使い方は今までと変わらないと考えています。
グロ画像になりそうなので、ちょっと入れた状態を撮影しました。
処理後
処理後です。
高温バイオ式ということで、かなりサラサラした感じです。
葉ものが若干残りますが、投入した量よりずいぶんかさが減っています。
新品と言うこともあると思いますが、ふたを開けると若干臭う程度で気になるほどでもありませんでした。ただ、臭いの質は乾燥式の様に香ばしい物ではなく、生臭さはありますので臭いに敏感な人だと気になるかもしれません。
これから気温も高くなるので、出た生ゴミは随時投入していきたいと思います。
追記:2008/04/29
グロ画像
一月ほど経ちましたが、問題なく働いてくれます。
ただ、フィルターのメンテナンスはかなり頻繁にしないといけないようです。
三日くらいで写真のように恐ろしいことになってしまいます。