非常用電源を用意しよう – 3 – CellSTAR セルスター POWER INVERTER mini パワーインバーター ミニ HG-350 / 12V
バッテリーは揃えたので
DC を AC に変換しないと家電類が使えませんのでインバータを購入しました。インバータは結構いろいろありますが、家電をたくさん使う予定もないので高価な機種は選びませんでした。
実家の分も
まとめて楽天で購入しました。といっても実家の分は携帯電話の充電用として選んだのでいちばん小さなサイズの HG-150 になり、シガーライターソケットのみの対応です。
後 1 台はバッテリーに直接接続するタイプを選びましたが、HG-350 より大きな出力にすると、とたんに価格が倍になるのでとりあえずこの機種を選びました。
24V のものもありますが、今回はもちろん 12V のものを購入しています。
中身
本体の他に取説と、コード、交換用のヒューズが付属しています。サイズは 90mm × 145mm × 49mm で重さは約 650g となります。
付属のコード
90cm のシガーライターソケット用と、2m のバッテリー接続用のコードの 2 本が付属しています。シガーライターソケット用は 15A のヒューズ内蔵です。
端子側
接続端子側です。冷却ファンとヒューズが取り付けられています。ヒューズは 40A の平型ヒューズです。
このインバータには 6 つの保護機能がついています。
- 1.出力オーバー保護
- 出力容量が最大出力容量を超えると、強制的に電源を切ります。
- 2.出力ショート保護
- 出力(AC100V側)でショートすると、出力を停止し、その原因を取りのぞくと自動的に復帰します。
- 3.異常温度検出保護
- 本製品内部の温度が約75℃以上になると、強制的に電源を切ります。
- 4.入力逆接続保護
- 入力側の(+)端子と(ー)端子を逆に接続した場合に、ヒューズが切れます。
- 5.入力電圧低下保護
- 入力電圧が、設定値以下に低下すると、強制的に電源を切ります。
- 6.入力過電圧保護
- 入力電圧が設定値以上になった場合、強制的に電源を切ります。
セルスター工業株式会社公式サイトの商品ページより引用
スイッチ側
2 つのコンセントとインジケータランプが取り付けられています。同社の製品でこれに USB 出力がついているものもあります。
0.1 秒以内の瞬間最大出力は 700W 、最大出力 350W、定格出力 280W となっています。出力波形は矩形波なので、精密機械などには使えません。
シガーライターソケットに接続した場合は 15A のヒューズになりますので、出力が 100 〜 150W に制限されます。
動作確認
とりあえず動作確認をしてみます。バッテリーに接続するのでこちらのコードを取り付けてみます。
無理矢理です
バッテリーのネジ型のターミナルはインチネジなので、+ 側がちょっと入りません。ここは端子の穴を広げておく予定です。
始動
接続も終わりましたのでスイッチを入れてみます。グリーンのインジケータランプが点灯し使用可能な状態になりました。定格の 80% を超えるとオーバーランプが点灯します。
始動後の様子
ファンの音は結構うるさいですね。置き場所を考えないといけませんが、通風を妨げない場所に置く必要があります。
iPhone の充電を確認
普通に使えます。AC を USB に変換するプラグ経由なので、iPhone 以外にもいろいろ使えるのではないでしょうか。
TV の試聴を確認
愛用の SONY 製 14 インチトリニトロン KV-14AF1 です。マレーシア産で 10 年以上使っているのにまだ使えるという、例のタイマーが組み込まれていない時代の製品です。
試聴に関してですが PWM という制御方式のためかノイズが結構入りますが、一応見ることは可能でした。
このテレビは 75W なのですが、ブラウン管の最大消費電力の目安は定格の 5 倍ということなので、このインバータですと微妙に足りませんね。
まぁ停電時にテレビを観たいならワンセグがありますし、携帯の充電や扇風機などの使用が目的なので、一応問題はないと思います。