MacPro(Mid2012)のメモリを増設しよう Transcend TS1GLK72V3H
標準の12GBでは少し厳しいので
私のMac環境のメインマシンであるMacPro(Mid2012)には標準で12GBのメモリモジュールが搭載されています。12GBあれば大抵の作業はできるのですが、今まで使っていたAdobe CC以外にもParallelsやOneDriveも常駐させているとメモリプレッシャーがあがり、スワップ使用領域が発生します。
スワップファイルはSSD上に展開されているためか極端なパフォーマンスの低下などは感じられませんが、FinalCut Pro XやShadeなど他にも同時に立ち上げたいソフトもあり、とりあえずメモリモジュールを増設してみることにしました。
ちなみにParallelsでWindows10を起動させるとkernel_taskが5GBを超えるという面白い事態になります。また、OneDriveもかなりのメモリ食いで現状のままでは正直厳しい所です。
空きスロットは2基
1〜8番のスロットがあり4番と8番が空いています。このMacProはそれぞれ8GBのメモリモジュールを装着することができ、最大で64GBの環境を構築できます。今回はとりあえず8GBを1枚増設して様子を見ることにしました。
秋葉館で購入
Mid2012用のメモリは1333MHz DDR3 ECC規格のものを使用します。今回は秋葉館で動作確認が取れているTranscend社のメモリモジュールを購入しました。同じ品番で検索してみるとAmazonなどではWS用として売られており、秋葉館より15%ほど安いです。
店頭で現物を確認して価格の安いネットで買う的なスタイルは何かセコくてあまり好きではない(結局自分に返ってくる)ので、Macでの対応を最初に確認できた秋葉館で購入しました。あくまで個人的な考えです。
秋葉館ではTranscend社の他にiRam社のメモリモジュールが対応しており、全数実機テスト済みということですがその分価格が高いのと、Transcend社のもので十分だと思えるのでこちらを選んでいます。
Transcend社 TS1GLK72V3H
我が家のSDHCカードやUSBメモリはほぼTranscend社製なので非常に馴染みのあるメーカーです。
ユーザー登録を行えば永久保証が適用されますが、今まで保証を使った事がないほどの信頼性があります。
チップはSEC
サムスンエレクトロニクスのチップだそうです。私が今まで購入したメモリモジュールではサムスン製はほとんど見かけないのですが、メジャーなブランドなので特に問題はないと思います。
メモリモジュール取り付け
プロセッサトレイを引き出してメモリモジュールを取り付けます。向かって右側のプロセッサの手前と、左側の奥にそれぞれメモリスロットが4基ずつ並んでいます。
標準状態で2GBのメモリモジュールが1〜3番・5〜7番に取り付けられており、何も考えずに空いている4番に8GBのメモリモジュールを挿すと普通に起動しますが、アラートが表示されて怒られます。
メモリスロットユーティリティによるアラート
メモリモジュールを取り付けるスロットの番号にはルールがあるようで、このようなアラートが出ます。
メモリスロットユーティリティが増設枚数と容量に応じて最適な位置を教えてくれるので、言われるままに並び替えればOKです。
5番スロットに装着
5番・6番に装着されていた2GBのメモリモジュールを取り外し、5番に8GB・空いていた8番に2GBを装着しなおします。
6番は空きスロットになりますが、そのうち8GBのメモリモジュールでも追加することにしましょう。
メモリモジュールの増設が無事に終了
ユーティリティの表示も問題なしとなりました。
20GBになりました
Windows環境のメインマシンであるVostro470は24GBのメモリモジュールを搭載しているので、だいぶ近いメモリ環境になりました。そのうちにさらに8GB積んで追い抜こうかと思います。
増設後のアクティビティモニタ
増設前とだいたい同じアプリケーションを起動させて比較していますが、メモリプレッシャーも低くスワップも発生していません。同じように使っているのに何故かkernel_taskでのメモリ消費が大きく下がるという嬉しい点もありました。
Mid2012は今となっては時代遅れのMacProとなっていますが、Tempo SSDを組み合わせたSSDに換装しUSB3.0も追加しているので今でも(私が使う範囲では)現役で使えています。