チャルメラを食べてみよう
たまに来るラーメンの屋台
お馴染みのメロディでやってくるチャルメラの移動販売車です。夜鳴そばが正式な名称らしいですね。夜泣きだなんて、幼児のいる家では不吉な言葉ですが……
毎年この季節になると時々家の前を通るらしく、その度に妻が食べたいと騒ぎ出します。
残念ながら我が家は今まで頼んだことはなく、その度に私は妻が学生の頃に実家の近くに来たチャルメラの屋台に、友人と鍋を持っていって食べたという昔話に付き合わされます。
マイどんぶりを持って
息子の寝かしつけも終わったことですし、今日は遂に買ってみることになりました。
しかし、どんぶりとお金を用意している間に家の前を通り過ぎてしまい、すぐに遠くへ行ってしまいました。ゆっくり走っているのに短時間であんなに遠くに行くなんて、どういう謎のシステムを搭載しているのでしょうか。
自転車で追いかければ?という妻の言葉は完全に聞こえないふりをして、少し待つことにしました。多分もう一度通るだろうと思ったからです。
予想通り 10 分ほどして再びあのメロディが近づいてきました。妻に千円札とどんぶりを渡され、今度は家の前で待つことにしました。
しばし待機
チャルメラのメロディは徐々に大きくなってはいるものの、今どの辺りを通っているのかはちょっとわかりませんでしたので、しばらく待機することに。
しかしこのどんぶりの扱い方が後で響いてくることになるとはこの時は思いもしませんでした……
大登場
先ほどと同じルートっぽいですね。1 回目で存在をアピールして 2 回目で集客というパターンとかあるんですかね。
移動販売車を止めたことは一度もないので、いまいち勝手がつかめませんでしたが手を振ってみたら家の前に止まってくれました。
軽トラベースっぽい
チャルメラの移動販売車もいくつかタイプがあるようで、この車両は後方にカウンターが開く仕様で、おじさんは横から荷台の厨房に乗り込むタイプです。
ここで食べることもできる気がしますが、ラーメンの到着を待つ妻に怒られるので家に持ち帰って食べることにします。
屋号は「鶴ちゃん」?
カウンターにマイどんぶりがセットされました。
奥の使い捨て容器は後から来たお客さんのものです。この後お客さんが何人か来たのですが、皆さん一様に「え?どんぶり必要なの?」と聞いていました。多分マイどんぶりのせいです。悪いのは私というか妻です。
メニューは麺類 6 種類で 600 円から 1,100 円となり、サイドメニューは無さそうです。スープは醤油、塩、味噌の 3 種類です。
ベーシックなラーメンの名前が「鶴ちゃんラーメン」だったので、この屋台の名前は鶴ちゃんで、店主は鶴なんとかさんと勝手に決定します。ツルネンだと怪し(略
その辺りも店主とお話したかったのですが、他にお客さんがいたので自重します。なぜなら他のお客さん = 多分うちのご近所さんなので、うかつな事を聞いたりすると「あいつアホだ」という噂が流れて妻に怒られるからです。
ということで、最重要事項である「来る曜日とかは決まっているのですか」と「おすすめは何ですか」の 2 つだけ聞くことにしました。するとおすすめは特に決めていないそうです。
ここは空気を読んで屋号のついた鶴ちゃんラーメンを頼むべきなのかもしれませんが、しれっと醤油のチャーシューメンを頼みました。800 円です。
ちなみに一番高い 1,100 円は味噌チャーシューメンです。
チャーシューメン
家に持っていくと満面の笑みで妻が迎えてくれました。この感じだとマイどんぶりだと使い捨ての容器よりスープが多く入る感じですね。
具はチャーシューの他に海苔・ネギ・メンマとなります。こっそり盛りつけ中の他の人のを観察したところ、鶴ちゃんラーメンとの違いはチャーシューの枚数のみの様です。
さっそく食べて見たところ、かなり美味しいです。もう少し大きな厨房できっちり作れば店舗を構えることもできるのではないでしょうか。
ただ、ひとつ失敗した点があって、かなりどんぶりが冷えていたのでスープが冷めてしまったことです。これは盲点でした。
試食後妻に渡してみると、妻も気に入ったようで美味しいと言って食べています。しまいには「私がこれを食べるからもう 1 杯買ってきて」と言われ、再び外に出たのですが既に鶴ちゃんは行ってしまった後でした。そして半分以上食べられてしまいました。
まぁ次はいつ来るのか教えてもらったので、また頼む予定です。その時はどんぶりを温めるのを忘れないようにしていこうと思います。