SHARP プラズマクラスターイオン発生機 トイレタイプ IG-HTA20-W
2世代目となるIG-HTA20
2階のトイレには置き型のコンパクトなナノイー発生機を設置していましたが、そろそろ寿命のようで動作が怪しくなってきましたので、天井に取り付けるトイレ用のプラズマクラスターイオン発生機を購入しました。
このタイプのプラズマクラスターイオン発生機としては2世代目となるモデルで、隠居してゴルフ三昧の大槻教授でお馴染みのプラズマではなく、栄光と信頼のシャープ社の製品です。
2015年の製品ですが今のところ最新モデルで、前モデルのIG-GTA20に比べ口金部分がスリムになり、照明動作が少し賢くなっています。
パッケージ
天井設置型プラズマクラスターイオン発生機は、特に犬はいないようですが「ニオワンLEDプラス」という名称がついており、2種類のモデルがラインナップされています。
今回購入したIG−HTA20は小さい方の製品で適用面積が約1畳のトイレ向け製品です。鮮やかなブルーのパッケージには1という数字が書いてある気がしますが、これは1畳用という事なんでしょうかね。
白熱電球との寸法比較
トイレ照明の電球と交換する構造です。
スリムになったとはいえ、照明器具のカバーの形状によっては取付できない場合があるので事前に注意が必要です。
前モデルに付属していた延長アダプターは今モデルではなくなりました。
重さ
本製品の重さはおよそ442gとなりました。
LED照明とプラズマクラスターイオン発生機のハイブリッド製品
空気清浄機や加湿器に組み込まれているものはプラズマクラスター7000で、プラズマクラスター25000搭載製品はエアコンの上位機を除き発生機単体のものがほとんどですが、こちらはLED照明とのハイブリッド製品です。
照明と組み合わさったプラズマクラスターイオン発生機は他にベッドサイドに置くものがあります。
瓶のような細長いフォルムでカラーバリエーションは白のみとなっています。
リング状に配置されたLED照明の内側にプラズマクラスターイオン吹出し口があります。
高濃度プラズマクラスター25000を搭載
高濃度プラズマクラスター25000を発生させるユニットは連続稼働で2年毎の交換です。
交換は稼働時間で計算されるようになっており、ユニットの経年劣化などは特に無視できるみたいで、1日8時間稼働の場合は単純に3倍の6年の寿命に設定されています。
加湿器搭載ユニットなど交換できないタイプのものに比べ、最低2年間はプラズマクラスターイオンが発生しますので本体を買い換えること無く長期にわたって使用する事ができます。
電源への接続はE26口金です
電球と交換するだけの簡単なセットアップです。
この口金のついた白いパーツはACアダプターという名称で、本体の全長の半分近くがこのアダプターで占められます。
ACアダプターの取り外し
ACアダプターの取り外しはこちらのロックを解除します
ACアダプター無しで取り付けられるかと思いましたがサイズが合いません
接点の形状から角型引掛シーリングに付くのかと思い試してみましたが、接点の間隔が合わなくて無理でした。
この方法でシーリングに取り付くとネットのどこかに書いてあったのを見ましたが、そいつはガセです。
大型のIG-HTA30なら付くのかも知れませんが試してないのでなんとも言えません。
アダプターとの接点と点灯時間を設定するスライドスイッチ
LED照明はセンサーが感知しなくなると一定時間で消灯しますが、消灯までの時間は3種類設定があり、30秒・60秒・180秒が選べます。
フィルター&カバーを外したところ
本体からはスポッと外れ、さらにフィルターもカバーから分離できます。
また、本体にはユニット清掃用のブラシが内蔵されていました。
吹き出し口と人感センサー
開口部からファンでプラズマクラスターイオンが散布されます。
白いパーツは発生ユニットだと思います。
下の丸い形状のものは左側が人感センサーで、右側がユニット交換ランプです。
センサーは人感センサーのみなので周囲の明るさにかかわらず、動体検知でLEDが点くようになっています。
窓から光が入るトイレだと日中の点灯はもったいない気がしますが、ずっと入っているわけでもないので許容範囲かと思います。
照明器具から電力供給なので電源コード不要です
照明はもちろん、プラズマクラスターイオン発生機も電気ソケットから給電されるので電源コードなどもなくとてもスッキリとした取付が行えます。
トイレの照明器具に取り付けたところ、結構出っ張りますね。
フィルター部分がカバー内に入るのは推奨されないようですが、今回はこの状態で使おうと思います。
点灯時
色味は電球色に設定されており、光源は485ルーメンで白熱電球40W相当となっています。
夜中にトイレに行った場合かなり眩しいので、すっかり目が覚めてしまいます。
タイマーや時計内蔵で夜間はほんのり光るなどの機能が欲しいところですが、いろいろ複雑になりそうなので夜はトイレに起きない身体にします。
中央に青く光るリングはプラズマクラスターイオンが発生していることを示しています。
ここが点いてない時は何かのトラブルが発生していると思われます。
変換アダプターと首振りソケットをつなぎ合わせて組んだところ
1階のトイレはE17サイズの横向きダウンライトなので、こちらの製品は基本的には取り付けられません。
そこで市販のアダプターを使用し、メーカーでは禁止事項になっているアダプターを使っての装着を少し考えてみました。
E17規格の横・斜め照明への取付はおすすめできません
本体の重量がアダプターの耐荷重を超えており、照明器具自体の負担も大きそうなので結局この組み合わせは採用していません。
トイレには小さな置き型が便利です(このタイプはもう廃版になってしまいました)
結局1階トイレの設置は諦めました。
照明とプラズマクラスターイオン発生機を一元化できて便利かと思ったのですが、ここは今まで通りの置き型を継続使用することにしました。
角型引掛シーリングに市販のランプソケットを付けると照明器具を省略して取付可能です
今回は使いませんがこういった設置もできます。このやり方なら重さも大丈夫だと思います。
壁スイッチは常にONで
今までの照明のように使わない時はスイッチをOFFにするというのではなく、常に稼働状態で使用するのが基本の使い方なのでこういったシールが付属しています。
あまり目立ちません
市販のスイッチカバーを取り付けても良いかと思います。
思ったより省エネ
ざっくりではありますが、ワットチェッカーで動作中の消費電力を調べてみました。ライト点灯の「標準」運転時(左)とライト消灯の「強」運転時(右)
どちらも取扱説明書に掲載されている数値とほぼ一緒です。
「強」運転時はもう少し消費電力があると想像していましたが、なかなかの省エネだと思います。
簡易照度計で測ってみました
トイレのフタの上に照度計を載せて測定してみました。
およそ100ルクス程度となり「団らん」ゾーンの下限付近となりましたが、実際に使った感じでは暗いといったことは全くなく、上にも書きましたが逆に明るすぎる感もあります。
トイレ掃除の際もすみずみまで見渡すことができる明るさです。
動画でご紹介
各種動作を含めて動画にまとめてみました。
お手入れ
ユニットの交換以外に必要なお手入れはフィルターの掃除がメインとなり、後は表面が汚れたら適宜拭いてあげる程度です。
フィルターのお手入れは2週間に1回が目安ですが、年末から何かと忙しく全くお手入れしてませんでした。1度でも掃除していれば思い出せたと思うのですが、初回からお手入れの存在すら完全に忘れていたパターンです。
自宅のトイレは全然埃っぽくないと高をくくっていましたが、実際はこのような惨状に。
お手入れは本体に取り付けたままハンディモップなどで取り除いても良いそうですが、きちんと手入れをするなら外して掃除するようにと取説に書いてあります。
うちの場合はメッシュフィルターは外して内側から強い水流を当てて埃を流し、天気が良ければ外干しをして、急いでいるときや夜間などはドライヤーで乾かしています。
他の製品のフィルターも含め、もうずっとこのやり方ですがメッシュが傷んだりすることなくノートラブルで来ています。
2ヶ月放置した結果、クッキリと色分けされました
吸気口部分だけ埃が詰まります。一周ぐるっとメッシュになっていますが、埃が溜まるのは吸気口部分のみでした。
ここをファンの風でゆっくり回転するようにすると一周満遍なく使えそうですね。
3Dプリンターがあれば作ってみたいところです。
効果は確かにあると思います
この製品を設置したトイレでは息子のオムツの処理をしたりしていますが、すぐに臭いが消えるようになりました。
電気の消し忘れも解消されましたし、とても使い勝手の良い製品だと思います。
プラズマクラスター搭載製品についてはいろいろな意見があると思いますが、息子のかかりつけの小児科を始め、いろいろな病院で壁掛けタイプの大型プラズマクラスターイオン発生機を見かけますし、自宅でしっかりと効果を感じているので個人的には情弱と呼ばれようが満足しています。
また、臭いと言われがちな水槽もほとんど臭いが気になりません
水槽は手入れをしっかりしていれば臭さは抑えられますが、それでも特有の臭いが出ます。
特にザリガニ水槽は臭いレベルが高いものになっています。
この水槽は玄関に設置してあり、隣にプラズマクラスターイオン発生機を置いているためか外から帰ってきた時もほとんど臭いません。
たまにスイッチを誤って切った時などに、しばらくすると何か臭いなということがあったので鼻が慣れた自宅の環境でも違いを感じることができました。
来客の方に尋ねたときも臭いは特に分からないとのことなのでプラズマクラスターイオンが届く狭い空間であればそれなりの効果があるのではないでしょうか。