ハンドル混合水栓の潰れたネジをドリルビットで取り外してみよう
![ハンドル混合水栓のネジ](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-02.jpg)
古いハンドル混合水栓のネジを外したい
実家にある古いハンドル混合水栓が水漏れしており、スピンドル部の下にあるコマを交換したいのですがハンドルのネジが固着しているようです。親がドライバーで何とか緩めようとしたらしいのですが、ネジ山が潰れてしまったそうで私に連絡が来ました。
![ネジザウルス](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-03.jpg)
愛用のネジザウルス
とりあえず手持ちのネジザウルスを持って行ってみることにしました。たいていのネジならネジザウルスで外すことができますが、今回はネジザウルスを使っても緩まないので別の手を考えてみることにしました。
![ドリルビットセット](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-01.jpg)
ドリルビットを買ってみます
アマゾンでドリルビットを買ってみました。私が購入した金曜日は300円でしたが今は163円で売っており、ちょっとムカつきましたがよく見ると製品の仕様が違うようでケースが付属していないみたいです。それって違う製品として売るべきかと思いますがASINは同じままです。このセットは特に有名ブランドというわけでもなく、類似品がたくさんありますがベストセラー1位ということで選んでみました。まぁネジザウルスの1/10の価格ですし、使い捨ても考慮して購入に至りました。
![ビットのドリル](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-04.jpg)
ドリルでネジに穴を開けます
ビットの両側にそれぞれドリル部とネジ部が付いており、ドリル部で潰れたネジの頭に穴を開けます。どちらも反時計回りで締まる(くい込む)仕組みになっています。穴を開けてネジをくい込ませることができれば頭が折れたネジやボルト類も緩めることができる可能性が高いです。さっそく試してみましたがネジのサイズに対してドリルが大きいのか、上手く穴が開かないので手持ちの金属用ドリルビットで穴を開けました。
![ビットのねじ部](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-05.jpg)
ネジ部をくい込ませて緩めます
穴の開いたネジにビットのネジ部をくい込ませてネジを緩めていきます。先ほども書きましたが逆ネジ状態なので電動ドライバーは緩める方向に作動させます。ドリルがくい込む向きとネジが緩む向きが同じになり、しっかりとネジを回す力を加えていけます。
![取れました](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-06.jpg)
あっさりネジが外せました
今回は#1の一番細いビットを使っています。しっかりとネジ部がくい込んで行き、あっさりと外すことができました。ネジ頭以外の破損はありませんので新しいネジを使えば元通りになります。今回は手持ちの電動ドリルドライバーで余裕でしたが、一番太いビットはそれなりのトルクが出せるドリルドライバーが必要かもしれません。
![ネジが取れたハンドル部](http://ceruberus.graybalance.com/wp-content/uploads/2018/12/honel-07.jpg)
1つあると便利だと思います
ハンドルにはネジの削り粉が残っていますが、水で流せばすっかりきれいになります。ネジだけに作用する製品なので他のパーツへの影響もなく、1セット持っていると便利かと思います。価格があまりにもリーズナブルなので1回使えれば良いと思っていましたがビット自体は目に見える変化はなく、数回使えそうに思えます。とてもコストパフォーマンスに優れた製品だと思います。