地震に備えよう – 耐震上置 ハルデヨ H-8644 H-10644 ホワイト
家具の転倒を防止しよう
東日本大震災から 2 ヶ月ほど経ちましたが、まだまだ余震が続くらしいですし、ひょっとしたら震災レベルの大きな揺れが来るかもしれません。
自宅には倒れるような家具はクローゼット内に少しあるくらいであまり危険はありませんが、実家には古くからあるタンスや本棚がいまいち地震に対して手薄な状態なので対策してみることにしました。
当初は突っ張り棒タイプを設置しようかと思いましたが、ネットを調べてみると収納タイプのものを見つけました。
こちらの製品は創業 50 周年を迎えた静岡にある栄光と信頼の育英アート社の製品で、JAJAN というブランドでネット販売されています。Yahoo・アマゾン・楽天にも出店されていて、今回はポイント還元があったので楽天で購入しました。
またこちらの会社ではさまざまな収納家具を扱っていて、耐震本棚やフィギュアラック、N ゲージをジオラマできるラックの他にキッズ用の知育家具、セミオーダーの壁面収納など楽しいものがたくさんあります。
完全オーダー生産できるので、リクエストしてみれば何でも作ってもらえると思います。ただし時価でしょうけど。
組み立て式
こちらの製品は組み立て式です。工具はレンチが付属していますが、別途プラスドライバーが必要です。
材質はプリント化粧繊維板で、生産国はインドネシアになります。
完成
といっても実家に配送しておいたら父がいつの間にか組み立てていました。重たいので載せるのは私が来るのを待っていたとのことです。
本人に聞いたところ別に難しいところは無かったそうです。キャビネット内は左右に仕切られています。
同社の耐震収納には種類がいくつかありますが、今回は箱型のハルデヨという製品を選びました。どうやら新型のようで、従来の「じしん作くん」をベースに改良を施したもののようです。※じしん作くんの名称は、地震と自信作をかけたものでしょうか……もしそうなら美ら海水族館の危険ザメ水槽に投げ込まれてしまうのですが……
ハルデヨは幅( 2 種類)と高さ( 4 種類)でサイズ展開があり、今回は幅 86cm の M サイズと 106cm の M サイズの 2 棹を購入しました。重さはそれぞれ約 16kg ・約 19kg と結構ありますので、設置は 2 人でやったほうがいいですね。
なお、奥行きは 44cm のみとなり、色はブラウンとホワイトの 2 種類です。ブラウンはリビングや書斎に合いそうで、ホワイトはキッチンにも合いますね。
耐震機構
基本的な仕組みは突っ張り棒なので、こちらの板を金具で押しつける仕様になります。私がこちらを選んだ理由の 1 つとして、天井に面で押しつけるという点が挙げられます。
突っ張り棒タイプだとせいぜい 5cm × 20cm 位の面積で天井に押しつけるので、古い家だと負荷によっては天井が破損する事もあり得るからです。
固定金具
固定金具はキャビネットの上からねじ込んでいきますが、このようにキャビネット内からアクセスできます。
ネジ先にプラス溝が切ってありますので、こちらから固定板にかかる圧力を調節できます。
天井固定板と金具の接触部分
天井固定金具は皿になっており、2 本で天井固定板を押しつけることになりますが、金具と板の間にスプリングが入っており、時間の経過で隙間が出来た時でもプレロードをかけておくことができます。板の受け口が段になっているのはスプリングが入る部分です。
とはいっても定期的に締め付け具合はチェックしておきたいところです。
ロック付きのプッシュラッチ
扉はプッシュオープンタイプで、ロックがついているので地震の際も安心です。
関係ない話ですが、我が家のキッチンの扉もロック式なのですが、一番上の扉の 1 箇所のロックが震災後から解除できず、ロックを手動解除しようにも手が入らない角度になっているので開かずの扉になっています……
謎の金具
扉の下についていました。組み立てた父に聞くのを忘れたのでネットで調べてみたのですが、情報がありませんでした。
たぶん扉のロックができる部品を差し込むのではないかと思ったのですが、今度聞いてこようと思います。
耐震 + 収納という画期的な商品だと思います。ただ重たいのでその点は注意です。下の棚の強度が心配な場合はキャビネット内にあまりものを入れない方が良いでしょう。
大きな地震が連動する可能性も高まりましたので、防災の 1 つとしてオススメします。