障子の張り替えをしてみよう – アサヒペン 超強プラスチック障子紙 桜花
これから寒くなりますので
障子を張り替えたいと思います。
息子がいると遊びたがるので、これから妻は息子と一緒に実家へお泊まりです。一族水入らずということで、きっと美味しいものでも食べてくるのでしょう……
きっかけは小さな穴ですが
おもちゃなどが当たっても簡単に破れてしまいます。
最初はアクシデントだとしても、「あっ」という親のリアクションが楽しく感じる息子はアクシデントを装って着々と穴を開けていきます。
最初は 100 均の花びら型の補修シールを貼っていたのですがそろそろ限界です。
プラスチック障子を試してみることに
先日ジャスコに行ったのですが、息子がママとおもちゃ売り場で遊んでいる間に、私は住まいの品の売り場に行ってみることに。普通の障子以外にもいろいろな種類があるものですね。
目に留まったのはネコがひっかいている写真のプラスチック障子紙です。ネコを息子に置き換えるとまさに我が家のシチュエーション。
メーカーは栄光と信頼のアサヒペンですし、省エネと書いてあるのも何となく良さ気ということで大購入です。ちなみにこちらも UV 95% カットの仕様です。
詳しい仕様は以下の通りです(アサヒペン公式サイトの製品ページより引用)
特長
● プラスチックを障子紙の両面に貼り合わせしてあり、破れにくく、ペットの引っかき傷にも強い障子紙です。
● 汚れても水拭きすることができます。
● 冷暖房効果アップ!
● 紫外線カット加工で(約95%カット)、室内の色あせ・変色を防止。
● 従来の障子紙の風合いがあります。成分・材質
パルプ80%、レーヨン10%、アクリル7%、ビニロンバインダー3%、蛍光剤配合、紫外線カット加工
売り場にあったものは 1 本で障子 1 枚分( 94cm × 215cm )ということで、我が家の和室は片方が腰高の窓なので、3 本あれば足りる計算になりましたが、つぎはぎ部分の作業に不安があったので 4 本購入です。長辺が 2 倍の長さの商品もラインナップされているようです。
アイロン貼りというのも興味があったのですが、よく考えてみると私は障子の張り替えをしたことがないので、アイロンが普通より便利なのかわかりませんでした。
全て純正で揃えました
プラスチック障子紙は、のりでは貼れないので専用の両面テープを使います。また障子を剥がす必要があるので剥がし剤も一緒に購入しました。
全て純正で固めたのでトータルで 6,000 円くらいになってしまいましたが……
ちなみに私がこれらを購入している間、息子は飽きずにずっと遊んでくれていたのですが、買い物が終わってもまだまだ遊ぶと言って帰ろうとしません。
どうやらトミカワールド最新モデルのスーパーオートトミカビルに心を奪われてしまったようで、最終的に「そのうちおうちに来るよ」となだめて帰ることに。定価を見るとビックリしますが、アマゾンだと結構お安いですね。
約束した以上そのうち我が家に来ることになりますが、クリスマスプレゼントはもう決めてあるのでどうしましょうか。(※結局ベビーザらスで買いました)
とりあえず剥がします
まず剥がし剤で濡れる前に、障子の桟の埃を掃除機で丁寧に吸っていきます。
その後に剥がし剤を塗っていきます。剥がし剤の成分は「水と界面活性剤」と書いてあり、長時間使っていると若干頭が痛くなるので風通しの良いところでの作業をおすうめします。
私はウッドデッキで作業をしました。
たしかにワンタッチです
ワンタッチ障子紙剥がしという商品名通り、するする剥がれていきます。息子に剥がさせてあげたいと一瞬思ったのですが、剥がし剤がちょっと良くない気がしますので却下です。
垂れる分があるので、上から塗っていくとよろしいかと思います。
音が出ます
剥がし剤はたっぷりと
ケチると途中できれいに剥がれなくなります。
どうせ残っていても置き場に困るだけなので、今回で使い切るという勢いでたっぷり使いました。
それでも結構残りましたが……
この辺りは手作業で
若干ですが、このように障子紙が残ってしまうところが出てきます。剥がし剤を再度塗布して布巾で拭くと簡単に落ちます。
全体を拭き上げて乾燥
障子の掃除なんて滅多にしないところなので、全体を濡れ拭きしてからしばらく放置しておきます。
桟だけですが、これはこれで趣がありますね。
その間にウッドデッキの掃除でも
細かいゴミが結構でたので、ウッドデッキの掃除でもしようと思います。庭はブロアバキュームでいいのですが、玄関周りやウッドデッキ、バルコニーはやはり東芝社のベランダ玄関ブラシが最強です。
もう売っていないので大事に扱いたい逸品です。
最近はダイソンに装着
今までは日立のたつまきサイクロンに装着していたのですが、たまにしか使わない掃除機は邪魔と言われて妻の実家に貰われていくことに……
ということでダイソンにつけていますが、2 重のサイクロン機構がなかなか格好いいです。
作業再開
家に 1 人となりましたので作業を再開することに。
障子張り替え作業の一番のポイントは場所の確保と、邪魔されないことです。
一方をテープで留めて
後は転がしていくだけです。
その前に全ての桟に両面テープを貼っていくのですが、これが一番手間かもしれません。
段差があると難易度が急激に上がります
中央から外側に向かって伸ばしていきますが、我が家の障子は段差がついているので、隅に切り込みを入れて合わせていきます。
この辺を適当にやってしまうと、たるんだり皺になったりするので、集中しましょう。
余分を切っていきます
障子専用のカッターらしきものがあるらしいのですが、私はカッティング用定規とアートナイフで作業を行いました。
この定規は段差に合わせる時にも便利でした。
完成
なんだかんだで 2 時間以上かかりました。
この写真でも分かると思いますが、一部たるんでしまったところがあります。最初は泣きそうになりましたが、張力のおかげなのかいつの間にか消えていました。
柄は桜花を
無地ではなく桜花にしました。他に無地と雲竜があります。
初めての障子張り替えでしたが、なかなか上手くいって良かったです。断熱性能があるらしいので、冬の冷気対策にも効果が出てくれるといいなと思っています。
追記:2010/12
冬のお天気の日でも
二か月ほど経ちましたが、剥がれやゆがみもなく良好な状態です。息子にも穴を開けられることはありませんでした。
冬場は陽射しが部屋の奥まで入ってきますが、障子を貼り直したおかけで眩しさもなく、ちょうど良い明るさを保ってくれます。
気持ちよくお昼寝を
障子を通った柔らかい陽射しの中でスヤスヤ熟睡中です。
初めての事なので 1 部屋貼り替えるのは結構大変でしたが、家族が快適に過ごせるなら何枚でも貼り替えられそうです。